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地域とつながる東部中


地域の「宝」発表会


 9月21日、3年生は「地域の宝発表会」を行いました。酒田DMOさんと連携し、1学期から地域のことを考える活動をしてきた3年生。平田・松山地域の「宝」を探し出し、それをどのように発信するかを班ごとに考えて、プレゼンしました。
 いつ、どこで、誰に、何を、どのように発信するか、具体的にイメージしながらのプレゼンだったので、聞いていた大人の皆さんも驚くほどの出来栄えでした。

 雪国ならではの雪を使ったイベントを考えたり、庄内平野で取れる美味しいお米を売り出す作戦を考えたり、松山の歴史をより多くの人に知ってもらう戦略を考えたり・・・。平田・松山地域の「宝」を大切に感じ、それを守っていきたいという思いが伝わる発表がたくさんありました。
 ご協力頂いた酒田DMOの皆様、関連企業の皆様、地域の皆様、ありがとうございました。

地域の皆さんによる「特別ゼミ」


 本校の総合の時間には、「まなびタイム」という時間がありますが、その時間は以下の4つのコースから、毎時間、子どもたちが選択するシステムになっています。
 ①単元テストで間違えたところを再チャレンジできるリトライテスト受験コース。
 ②わからないところを先生などに聞くことができる質問timeコース。
 ③先生や地域の人が講座や教室を開くゼミコース。
 ④自分の好きなこと・興味のあること・得意なことをとことん突き詰めることができる「わくわくLab」コース。

 そんな「まなびタイム」の③ゼミコースに、今回から地域の人たちが先生となって教室を開いてくださる「特別ゼミ」がスタートしました。

ゲートボール&モルック教室

 7月13日に特別ゼミを開いてくださったのは、ひらた目ん玉スポーツクラブの皆さん。ゲートボール教室とモルック教室の開設です。

 ゲートボールは、どんな子どもでも楽しめるスポーツとして、日本で生まれたスポーツなんだそう。小学生からシニア世代まで幅広い世代で世界大会も行われている競技とのことですが、まずはゲートボールを体験し、楽しむことから始めました。後半は2チームに分かれてのゲーム。ゲートをうまく通り抜けることができると、大喜び! 中学生の飲み込みの早さに、教えにきてくださったゲートボールクラブの皆さんも驚いていました。

 モルックは、フィンランド発祥のスポーツだそうですが、ピッタリ50になるように計算しながら、相手チームの作戦を想像しながら対戦していくという頭脳戦の部分もあって、初めて体験した子どもたちは大盛り上がり!

 地域の皆さんと触れ合いながら、楽しい「まなび」の時間を過ごした子どもたちでした。
 テレビや新聞の取材も入り、早速さくらんぼテレビの夕方のニュースで取り上げて頂きました。

 これからも、様々な「まなび」の機会、体験の機会を広げていきたいと思っています。地域の皆様、子どもたちのサポートをどうぞよろしくお願いいたします。

「熱盛隊」


「熱盛隊」って???

 「東部を熱く盛りあげたい(隊)」という思いから、令和3年度の生徒会が創りだした「熱盛隊」。
 学校や東部学区のために何か貢献できることをしようと、生徒会執行部が活動ごとに呼びかけを行い、メンバーを集めて活動しています。

どんな活動をしているの???

 これまでの活動は、学校周辺や地域のゴミ拾い活動や落ち葉集め、あいさつ運動や地域のイベントでのお手伝いなどです。
 令和4年度からは、地域を元気にしたいという思いで組織された平田地区有志による「ビッグハートプロジェクト」と連携して、夏の花火大会や冬のイルミネーションイベントでも、地域を盛り上げることができました。

募金を呼びかけるのぼり
イルミネーションイベント

令和5年度「熱盛隊」第1弾! 松山武者行列

 今年度の「熱盛隊」活動のスタートは、松山地区例祭の武者行列への参加です。

 松山地区例祭は、松山にある中山・松山両所神社の祭典で、毎年5月1日に武者行列が行われ、藩政時代を偲ばせる行事として、近隣市町村から多くの観光客が訪れます。
 その始まりは明確な記録がなくはっきりしないものの、宝暦7年(1757)「奴(やっこ)を出した起源」という記録があり、その頃から始まったのではないかと思われているそうです。

 NHKの大河ドラマ「どうする家康?」が放送中ですが、そこに出てくる酒井家は、庄内と縁が深いことで有名です。
 中山神社の武者行列は、松山藩酒井氏が徳川家康の嫡男・松平三郎信康と藩祖・酒井忠次を祀るため中山神社を創始、隔年4月1日に祭典を催し、神輿が市中を練り歩くようになったので、それを警護するために行われるようになったといわれているそうです。

 ここ数年はコロナで例年のような地区例祭は開催できなかったので、武者行列が町を練り歩くのは3年ぶりです。松山小出身の子どもたちだけでなく、南平田小出身の子どもたちにも参加を呼びかけ、多くの生徒が熱盛隊として武者行列に参加、地域のお祭りを盛り上げてくれました。

 地域のために自分ができること、東部中としてできること・・・、これからも地域とともにある学校として、地域貢献に力を入れていきたいと思います。参加してくれた皆さん、ありがとうございました!

熱盛隊第2弾「ひらた夏祭りビッグハートプロジェクト」

 お盆が過ぎ、少しずつ夏が終わりに近づいてきました。
 皆さん、楽しい夏休みを過ごしていますか? 1週間後、皆さんの元気な明るい笑顔に再会できることを楽しみにしています。

 さて、8月14日は恒例のひらた夏祭り。
 今年は、コロナ前と同じ規模での開催となり、「平田にこんなに人がいたのか!?」と驚くほどの人出で大盛況でした!

 東部中の熱盛隊は、平田地域を元気にしようという目的で、地元の有志が結成している「ビッグハートプロジェクト」の活動に、昨年度から様々な形で参加していますが、今年のひらた夏祭りでも一緒に活動しました。

 台風が近づきフェーン現象が起こっていた影響で、猛烈な暑さの中でしたが、元気に集まってくれた12名のメンバー。
 昨年度の1年生(現2年生)が竹林整備で切り出した竹を、酒田DMOさんが灯籠用に小さく切ってくれた物を竹灯籠として設置しました。一つ一つの竹にろうそくを仕込み、並べていく作業。400個近くの竹灯籠の設置は、なかなか大変です。

 無事に並べ終えたところで、ビッグハートをバックに記念撮影!
 熱盛隊のみなさん、お仕事ありがとうございました!!!

 あとは、夜の点灯を待つばかり。
 ・・・と思っていたのですが、台風からの強風により、ろうそくに火を点けるのが困難な状況になってしまい・・・。

 急遽、竹灯籠をハート型に並べ直し、祭りに来てくださった方々になんとか癒やしを届けることができました。

 恒例のビッグハートも大盛況。このビッグハートは、普段「アイアイひらた」さんの入り口に設置してあります。映えスポットになっていますので、ぜひ足を運んでみてください。ビッグハートプロジェクトとしては、冬にもイルミネーションイベントを計画しています。このイベントにも、熱盛隊が参加して地域を盛り上げる予定です。皆さん、お楽しみに!!

 

小中一貫教育


小中一貫教育って???

酒田市では、令和4年度から小中一貫教育を本格的にスタートしました。これまでは、義務教育9年間が、ともすれば、小学校6年間・中学校3年間で大きな区切りになってしまい、「中1ギャップ」と言われるような課題も生まれてきました。
 そこで、9年間を見通したうえで、子どもたちの発達段階に応じ、小中で一貫した教育を行うことで、子どもたちの育ちをサポートしていこうという取り組みが小中一貫教育です。

酒田市小中一貫教育ビジョン

東部学区小中一貫教育

 酒田市の小中一貫教育ビジョンを受けて、東部学区でも「根の力」の育成に力を入れています。
 木は、しっかりとした根が張りめぐらされていないと、太い幹にもなりませんし、青々とした葉を茂らせることもできません。人も同じで、表には見えてこない「根の力」を強くすることによって、目に見える「幹の力」や「葉の力」がついていくものと考えています。
 「根の力」は、表には見えてこない力なので、非認知能力とか社会情動的スキルと言われています。
 その根冠は『自己効力感』(自分はできる!と思えること)と『生活習慣』(自律した生活ができること)。東部学区では、小中9年間を通して、主体的に物事に取り組む経験や他者との協働体験を大切にして、教育活動に取り組んでいきます。

東部学区小中一貫教育合同研修会

 6月5日(月)、今年度第1回目の東部学区合同研修会が行われました。

 初めは、授業参観。

 9年間のゴールとなる中学生の学びの様子をご覧頂きました。

その後は、小学校と中学校の教員が一緒に行うワークショップ。

 東部学区小中一貫教育のキーワード「自律・尊重・創造」について、学習面・生活面からアプローチして、どんな良さが見えているか、どんなところに課題があるか、よりよくするにはどうしたらいいだろう? そんなことを小グループで話し合いました。

 話し合いでは「えんたくん」が大活躍! 話し合いの後は、グループで出た意見を共有します。

 その後、2つ目のワークショップでは、9年間を3ブロックに分けたときの各段階でつけたい力の具体的な姿を、『対話』から共有していく時間となりました。

 どのグループでも、付箋に書き出したり大判用紙に書き込んだりしながら活発な話し合いが行われていました。

 小学校低学年の子どもたちにつけたい力と中学生につけたい力は、別のものに見えますが、小学校と中学校の教員で『対話』をしていくと、根幹は同じであることに気づかされます。

 だからこそ、小学校と中学校の教員が、同じ目線で子どもたちを見て関わっていく、9年間を通した小中一貫教育が大切なのだと感じています。

 これからも、東部学区の3校、力を合わせて子どもたちの育ちを支えていきたいと思います。


地域の皆さんに見守られて・・・

平田民生委員さんによる挨拶運動

 今週月曜の朝、平田地区民生委員の皆さんが、挨拶運動をしてくださいました。
 登校してくる子どもたちに声をかけてくださり、子ども達からも「おはようございます!」の元気な声が返ってきました。
 ちょうど田植えの時期でお忙しい中にも関わらず、ご参加くださった委員の皆様、ありがとうございました。

 最近、地域の皆さまから「子ども達が自分から挨拶してくれるので、嬉しくなるよ」という声を何度かお聞きすることがありました。地域の方と東部中生がニコッとしながら挨拶をしている様子を想像すると、ほっこりしますね。地域で会った時に、自分から声をかけることができる東部中生、素敵です!
 地域の皆さまから見守って頂いていることにも感謝申し上げます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。