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旅立ちの日

 3月14日、本校第10回目の卒業証書授与式が行われました。

 天気予報は雨・・・。「晴れの門出なのに、雨は嫌だなあ」と思っていたら、初めて卒業生を送り出す学級担任Kさんが、「僕、晴れ男なんですよね」と一言。とはいえ、どの天気予報を見てもバッチリ雨マークだったし、実際に夜のうちから天気予報通りに雨が降り出した当日。残念な気持ちを抱えながら学校に向かい始めたのですが、なんと道中、雨がやみ始めたではありませんか!! しかも、太陽まで顔をのぞかせてくれるように。

 結局、式の間、最後の学活、そして、卒業生達が学校を巣立っていくその時まで、雨は降りませんでした。しかも、その後まもなく予報通りの雨になったので、まさに奇跡的な天気です! 初めての卒業担任を、そして、卒業生たちを空からも後押ししてくれたのではないかと思っています。

 73名の卒業生は、保護者の方々や在校生、ご来賓、教職員に見守られながら、一人一人卒業証書を受け取り本校を巣立っていきました。証書を手渡す際に「おめでとう」と声をかけると、「ありがとうございます」と返してくれる生徒がいたり、満面の笑みで微笑んでくれる生徒がいたり・・・。
 入学当時から一緒に過ごしてきたので、すっかり成長した一人一人の姿には感慨深いものがあります。中学校生活の最後の日に、一人一人の顔を見て声をかけることができる幸せを感じながら、証書を手渡ししました。
 
 コロナ禍の真っ只中で3年間の中学校生活を送らなければならなかった子ども達ですが、今できる最善のことを対話を通して探り出し、自分たちの手で学校を創っていくことに挑戦し続けてくれた子ども達でもありました。たくさんの財産を本校に残してくれた73名の卒業生たち。きっと、自分の力で自分の人生を切り拓くことができる人になってくれると信じています。
 
 73名の卒業生に、幸あれ!!!

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